2026年8月28日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=160円20銭を付けました。日米が協調して為替介入を行った7月末以来、約1カ月ぶりの円安水準です。
背景には、米国の早期利上げ観測の高まりがあります。FRBのウォーシュ議長が講演で、インフレの高止まりに懸念を示し、利上げの可能性を残したためです。日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが強まりました。
財務省が発表した7月30日から8月26日までの円買い介入額は、月次ベースで過去最大の約15兆4000億円でした。しかし、介入の効果は約4週間で薄れ、円安基調が続いています。市場では追加介入への警戒も残っています。
円安は輸出企業には有利ですが、輸入コストの上昇を通じて物価を押し上げる要因にもなります。今後の動きに注目が集まっています。