2023年9月に東京・八重洲のビル建設現場で鉄骨が崩落し、作業員5人が死傷した事故がありました。警視庁は18日、業務上過失致死傷の疑いで、大林組の社員2人を書類送検しました。
送検されたのは、当時現場の作業主任だった34歳の男と、副所長だった50歳の男です。2人は2023年9月19日午前9時ごろ、梁5本を崩落させて作業員らを死傷させた疑いが持たれています。調査によると、梁を支える仮設構造物である「支保工」の強度計算を誤り、鉄骨の重さに耐えられなくなったことが原因とみられます。
この事故では、作業員の原裕一郎さん(当時33)と花田大和さん(当時43)の2人が約20メートル下に落下して死亡しました。さらに、20代から40代の作業員3人が重傷を負いました。
警視庁によると、作業主任の男が計算を担当した際、梁の重量を誤って軽く見積もりていました。報告を受けた副所長もその間違いに気づけませんでした。取り調べに対し、作業主任は認識が甘かったと容疑を認めていますが、副所長は誤りに気づくのは不可能だったとして容疑を一部否認しています。
現場はJR東京駅近くの再開発エリアで、大林組などの共同企業体が工事を進めていました。51階建ての複合施設や7階建ての劇場棟などが含まれ、現在はすでに完成しています。