愛知県と名古屋市で開催されているアジア大会で、運営のトラブルが相次ぐ事態となっています。19日の開会式では多くの空席が目立ち、選手への対応についても不満の声が上がっています。
特に韓国の選手団は強く怒っています。男子バスケットボールの韓国代表は、決勝前の練習に行くための送迎バスが来ず、大切な調整が中止になりました。また、ホッケーの試合では、韓国の国歌の代わりに北朝鮮の国歌が流れるミスがあり、組織委員会が謝罪しました。
このようなトラブルの背景には、深刻な予算不足があります。物価高などの影響で選手村の建設を断念したため、選手たちはホテルやコンテナ宿舎などに分散して泊まっています。その結果、送迎ルートが複雑になり、バスの遅れなどの混乱が起きています。
さらに、大会の規模が拡大して参加者が1万7000人を超えたことも、現場の負担を増やしています。また、これまでの大きなスポーツイベントを支えてきた大手広告代理店が、東京五輪の事件の影響で今回の運営を辞退しました。地元の企業グループが運営を引き継ぎましたが、経験不足が大きな要因になっていると指摘されています。