中国共産党は21日、習近平総書記が主宰する政治局会議を開き、中央軍事委員会の元副主席である張又侠氏と元委員の劉振立氏の党籍を剥奪する処分を決めました。両氏はすでに軍籍も失っていると伝えられています。
新華社通信の報道によると、調査の結果、両氏は一線を越えて派閥を作り、党に対して忠誠を示さなかったと判断されました。また、軍事委員会の主席責任制を軽視したとして批判されており、指導部に対立する勢力を形成しようとした動きと見なされています。
さらに、両氏には他人の昇進に便宜を図り、巨額の金銭を受け取っていたなどの汚職行為も確認されました。今後は軍の検察当局による起訴に向けた捜査が進められる見通しです。
2022年に7人の体制でスタートした中央軍事委員会は、今回の処分により、主席を務める習氏を含めてわずか2人しか残らない異例の事態となっています。なお、この会議では第20期中央委員会第5回総会(5中総会)を10月26日から29日まで北京で開催することも決まり、人事の補充が行われるかが注目されています。