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はじめに
日本語能力試験は、1984 年に始まった、日本語を母語としない人の日本
語能力を測定し認定する試験です。受験者が年々増加し、現在では世界でも
大規模の外国語の試験の一つとなっています。試験開始から 20 年以上経過
する間に、学習者が多様化し、日本語学習の目的も変化してきました。その
ため、 2010年に新しい「日本語能力試験」として内容が大きく変わりました。
新しい試験では知識だけでなく、実際に運用できる日本語能力が問われます。
本書はこの試験のN 1 レベルの問題集として作成されたものです。
まず 「問題紹介」で、問題の形式とその解法を概観します。次に「実力養成
編」で、問題形式別に、必要なスキルを身につけるための学習をします。最
後に「模擬試験」で、実際の試験と同じ形式の問題を解いてみることによって、
どのくらい力がついたかを確認します。
較本書の特徴
問題形式に合わせて、それぞれに必要なスキルを学ぶ。
2各スキルを段階を踏んで学習することにより、無理なく聴解の力を養成
する。
3豊富な練習で、問題形式に慣れる。
私たちはこれまで聴解の学習方法がわからないという学習者に大勢出会
い、 どうすれば聴解の力がつけられるかを考え続けてきました。そこで、「ど
のように聞くか」というスキルを、日本語能力試験の形式別に一つずつ身に
つけられるようにまとめたのが本書です。本書が日本語能力試験の受験に役
立つと同時に、日本語を使って学習・生活・仕事をする際にも役立つことを
願っています。
本書を作成するにあたり、第一出版部の服部知里さん、佐野智子さん、新
谷遥さんには全体の構成から細かい表現まで丁寧に辛抱強く 見ていただき、
貴重なご助言をたくさんいただきました。心よりお礼申し上げます。
2011年3月 著者
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ゃく 則り
目 次
はじめに
もんだいしょうぅうかい
問題紹介
1! |
3 概要理解.......... eee.6
りう
0
じつりょくようせいへん
実力養成編
音声の特徴に慣れる
「即時応答」のスキルを学ぶ
問題形式と肉約7
] 最初の文を理竣する18
一A [だれがするか」を聞き取る 18
一B 「話し手はどう加っているか」を聞き取る ................19
一C [起こったか、 起こっていないか」に注意して聞く ................20
一E 会話でよく使われる表現に注意して聞く23
かくにんもんだい
岬 「課題理解」のスキルを学ぶ
問題形式と肉容27
2 優先される課題を判断する .................................. ーーーーーーー...31
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かくにんもんだい
確認問題38
V 「ポイント理解」のスキルを学ぶ
話し手の意図を考えて、必要な情報かどうかを判断する ...................40
3 多くの情報の中から必要な情報を拾う....................................................47
苑認問題現We52
V 「概要理解」のスキルを学ぶ
問題形式と肉容下e83
例と例をまとめる言葉を聞き分けて、 話題をつかむ 54
2 キーワードを関連づけて、話の構造をつかむ 58
3 文を関連づけて、話の主題をまとめる63
9うげん 。 て い けん しゅちょう き と
かくにんもんだい
VI 「統合理解」のスキルを学ぶ
問題形式と内審0
|
模擬試験tet 2
解答とスクリプト
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、】 一 に
本書をお使いになる方へ
圏本書の目的
本書は以下の2 点を大きな目的としています。
日本語能力試験N 1 対策: N 1 の試験に合格できる力をつける。
2「聴解」能力の向上 : 試験対策にとどまらない全般的な「聴解」の力をつける。
一日本語能力試験N 1 聴解問題とは
日本語能力試験N 1 は、「言語知識・読解」 (試験時間 110 分)と「聴解」 (試験時間 60 分)の二つ
に分かれています。
ち5:うかいもんだい い か ゃいつ 呈おん 。 わ
聴解問題はさらに以下の五つの部分に分かれます。
田本書の構成
本書は、以下のような構成になっています。
問題紹介
実力養成編 ! 音声の特徴に慣れる
「即時応答」のスキルを学ぶ
皿 「課題理解」のス キルを学ぶ
V 「ポイント理解」のスキルを学ぶ
V 「概要理解」のスキルを学ぶ
VI 「統合理解」のスキルを学ぶ
模擬試験
以下に詳細を説明します。
問題紹介 試験の概要と形式別の簡単な解法を知り、全体像をつかんでから学習を始めます。
実力養成編 | 音声の特徴に慣れる
音声テキストの特徴を理解して聞く練習をします。
本書をお使いになる方へ
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「即時応答』のスキルを学ぶ
質問、依頼など短い文を聞いて、それに合う答え方が即時に判断できるように
なることを目指します。会話に使われる表現や音声的情報を意識しながら、最初
の文と返事の文の意味を正につかみ、適切な受け昔えを選ぶ練習をします。
岬 「課題理解Iのスキルを学ぶ
し 。 なか レ じ 。 ぃらい じゅげん き 。 と なに はんだん
話の中から指示や依頼、助言などを聞き取り、これから何をすべきかが判断で
きるようになることを目指します。そのために、するべきことを理解する練習、
人後先される課題を理解する練習、条件を整理しながら聞く練習をします。
V 「ポイント理解Iのスキルを学ぶ
話の中から質問されたことにポイントを絞って聞き取れるようになることを目
指します。必要な情報かどうかを判断する練習、選択肢に見られる言い換えを意
議して開き取る練習、多くの情報の中から必要な情報だけを拾う練習をします。
V 「概要理解Iのスキルを学ぶ
員しぜんたい 。 しゅだい 。 はな 。 て 。 いと しゅ5 はんだん め ぎ
話全体の主題、話し手の意図、主張などが判断できるようになることを目指し
ます。具体例かまとめる概念かを判別する練習、キーワードを関連づけて話の構
治をつかむ練習、文を関連づけて話の主題をまとめる練習、意見・主張を聞き取
る練習、話の意図を把握する練習をします。
VI 「統合理解iのスキルを学ぶ
これまでのスキルを複合的に使って、より多くの情報を整理・統合しながら話
の内容が理解できるようになることを目指します。 2 人以上の人の話を整理する
練習、 2 種類の話を整理する練習をします。
模擬試験 実際の試験と同じ形式の問題です。実力養成編で学習した肉容がどのぐらい身
についたかを稼認することができます。
ひょう き
較表記
基本的に常用漢字(1981 年 10 月内闘知示)にあるものは漢字表記にしました。ただし、著者
の判断でひらがな表記の方がよいと思われるものは例外としてひらがな表記にしてあります。本
冊、別農ともに漢字にはすべてふりがなをつけました。
圏学習時間
50 分授業でだいたい三つのスキルを学習できるように作成しました。(スキルが1一A、1一
Bのように分かれている場合は、この下位のスキルを三つへ四っ。) ただし、丁寧にゆっくり進
むかスピードアップするかによって時間数を加減することはできるでしょう。
本書をお使いになる方へ
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【学習の進め方の例】
解説を読む : 学習するスキルを確認する。注意する表現がある場合は意味を確認する。
2例題、練習問題を行う : スキルを意識しながら行う。必要な場合は2て3回聞く。
3簿えとスクリプトを和認する : 内容を確認し、必要があればもう一度開く。
圏じCDについて
収録時間の都合上、印刷された選択肢を読む時間や答えを考えるのに必要な時間のポーズが、
実際の試験よりも短くなっています。 必要に応じて、CDを一時佑止するなどして、ご利用くだ
さい。
本書をお使いになる方へ